リモートワーク

【新たなワークスタイル】ワーケーションを一早く取り入れている企業事例5社

みなさん、こんにちは!

最近またコロナウイルスが流行りだしましたが、リモートワークが当たり前になった現在ではそれほど働き方に対する動揺は減りましたよね。

その中でもワーケーションという言葉が徐々に広がりつつあります。
この言葉自体は【Work】と【Vacation】が組み合わさってできた言葉。

旅行しながら働くなんて一昔前までは考えたことが無かった人も多かったのではないでしょうか。

もともとの日本の旅行は、ゴールデンウィークやお盆休みなど、特定の期間に一斉に休暇を取り、数日だけ宿泊するということが当たり前であり、旅行需要が特定の場所や時期に偏りやすい傾向にありました。

現在はコロナウイルスが流行っていることもあり、なかなか気軽に旅行をすることはできなくなってしまいましたよね。
そのため、観光庁は観光地や交通における密を防ぎながらより安全で快適な旅行を実現し休暇取得の促進と分散化を進めなければいけないと述べています。

また、観光庁は日本の働き方の多様化に応じてワーケーションなどの滞在型旅行を働き方改革とも合致させた新たな旅のスタイルとしてより多くの旅行機会の創出と旅行需要の復旧を促しています。

参考:観光庁 「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー

今回はそんな注目を集めているワーケーションを一早く導入した企業を5社紹介していきたいと思います。

 

今浸透しつつあるワーケーションとは?

そもそも、ワーケーションとはどのようなものなのでしょうか?

先ほど【Work(仕事)】と【Vacation(休暇)】が組み合わさった造語ということをお話ししました。

JTBのサイトによると、

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。たとえば自宅以外の場所、観光地や帰省などの休暇先でリモートワークを行うことをいいます。リモートワークとの違いは自宅やカフェで行うのではなく、旅行先で仕事するという点にあります。仕事と休暇という、一見すると相反するものが両立している点は、非常におもしろい取り組みであるといえるでしょう。

このように述べています。
一昔前は旅をしながら仕事なんてお金持ちの人がやることという印象があったり、変なビジネスアカウントがInstagramで公開しているようなイメージがありましたが、その印象も徐々に変化しつつあります。

参考:注目のワーケーションとは?メリットやデメリット、向いている職種を解説!

 

ワーケーションを取り入れている企業5社

そんなワーケーションですが、いち早く導入している企業があるのも事実です。

今回はワーケーションを社内で活用している企業を5社紹介していきます。

ユニリーバ・ジャパン

ユニリーバ・ジャパンでは、実は2016年から働く場所や時間を社員が自由に選べる働き方「WAA(ワー)」の導入をスタートしています。

ワーケーションという形が日本で当たり前になってきたのが最近なので、かなり最前線な取り組みですよね。

上司に申請して業務上の支障がなければ、理由を問わず会社以外の場所で仕事ができる制度で、工場のオペレーター業務を除く全社員を対象としており、その実施率はほぼ100%だそうです。

この制度で得られた効果は、社員の会社に対する愛着心や貢献意欲の他、仕事へのモチベーションの向上など良い効果をもたらしているようです。

また、2019年7月には「地域 de WAA」を導入し、8つの自治体と連携してワーケーションと地域創生を組み合わせた取り組みも実施しており、地域に根差した新しいイノベーションやビジネスモデルの創出に貢献しているようです。

これからどんどん日本でも広がっていくことが期待できそうです。

ランサーズ株式会社

お次はランサーズ株式会社。

実はランサーズではもともと働く場所には制限を設けておらず、会社のルールに則っていれば自由な働き方ができるようです。

実際、世界一周旅行しながら働く社員など、「時間と場所にとらわれない働き方」を行っている人がいるんですね。

時間と場所にとらわれない働き方は風の時代と呼ばれる今からとても重要になってくることですよね。

また、2017年には、自社社員向けのワーケーション制度「社員さすらいワーク制度」を開始し、社員に地域でのテレワークを推奨。
社員はワーケーション・テレワークをしながら、「新しい働き方講座」へ参加し、地域の方との交流も体験したり、新たな地域発見にも繋がっているようです。

 

サイボウズ株式会社

3社目はサイボウズ株式会社。

ここはワーケーションというよりも「時間」という部分に改革をもたらした企業でもあります。

スタートはかなり早く、東日本大震後に社員全員が在宅勤務にチャレンジをしたことをきっかけに、リモートワークは緊急事態の際の代替案として有効なことを実感したそうです。

その後「働く時間」に加えて「働く場所」もフレキシブルにする仕組みづくりを積極的に実施しましたのがサイボウズ。

働く時間も場所にもとらわれなくなったことにより、一番の効果は採用の幅が広がり、中途採用の増強や多様なバックグラウンドを持つ人材の採用にも繋がったと言われています。

 

株式会社LIFULL.

4社目はLIFULL.

ここで紹介している他の企業とは違い、宿泊機能が備わった多拠点コワーキング施設「Living Anywhere Commons」を現在全国13拠点に展開しているのが特徴なのが株式会社LIFULL.

地域在住のコミュニティーマネージャーを通じた企画や交流を通じて、場所に縛られない自由な働き方や暮らし方の実現を目指しています。

リモートワークなどで自由な場所で働ける環境にした結果、採用力の担保につながり、「自分らしく働けるライフルさんに関わりたい」と言ってくれる新卒の学生も増加したようです。

 

日本マイクロソフト株式会社

最後は日本マイクロソフト株式会社。

ここではワーケーションという言葉を使って紹介していますが、制度設計から様々な職場環境を選択できるようにしているのが日本マイクロソフト株式会社。働き方の一つとして取り入れているのが特徴的です。

今日本の企業では「週3日はテレワーク」などといった制度を取り入れる会社が増えてきましたが、日本マイクロソフトでは、2012年~2016年に「テレワークの日/週間」を実施し、義務化することによって社内への浸透を促しました。

「働く場所は国内で業務可能な場所であればどこでもOK」、「総労働時間過多にならず、深夜や休日の勤務などを行なわなければ、社員が自由に設定可能」などの内容を明記した就業規則に改定し、場所や時間の新しい提案を行いました。

やはり働き方が柔軟になることによってワーケーションという働き方を行う社員も増えてきたようです。

参考/引用:LIV HUB ワーケーション導入企業の事例と導入するメリット・デメリット

最後に

今回はワーケーションを取り入れている企業を5社紹介しました。

大手企業が早くから積極的にワーケーションを取り入れ、社員の仕事へのモチベーションにも繋がっているということが分かります。

ワーケーションには社員満足度が上がるだけでなく、まだまだワーケーションを採用している企業は少ないので人事採用のアピールポイントにも繋がります。

これからの日本企業が積極的にワーケーションを取り入れる未来もそう遠くないかもしれませんね。

 

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